ある日突然痛くなるのが親知らずです。
仕事やデートなど大切な予定の時に痛くなっては困ります。
そうならないためにも、なるべく早く抜いておかなければなりません。
親知らずは抜かなきゃいけないとは聞くけど、そのまま放っておく人がいるみたいですよね。
たしかに、そういう友達は私の周りにもいるわね。
放置すると後で大変なことになるらしいから、抜いたほうがいいとはいつも勧めてはいるけれど…。
実際、親知らずを抜かないとどうなってしまうのでしょうか?気になりますね。
親知らずを抜かないとどうなるの?
親知らずが痛くなるのは虫歯が原因ではありません。
「智歯周囲炎」という炎症が原因です。
親知らずの周りの隙間に汚れが詰まり、細菌が繁殖して炎症が発生します。
おまけに、周囲の歯も磨き残しが増え、虫歯や歯周病が起こりやすくなるから厄介です。
細菌が繁殖しやすいということは、口臭にも影響が出る可能性もあるわね。
歯並びも悪くなるというし、親知らずはトラブルの元になりやすいんですね。
本当に怖いのは細菌の拡大!
それで済めばまだいいかもしれない。
実は、親知らずを放置することで本当に怖いのは細菌の拡大だ。最悪死に至るというケースも報告されている。
ほ、ほんとうですか?
親知らずの細菌は、顎から喉、そして心臓へと感染が広がっていく。
だからこそ、なるべく早い段階で、抗生物質などを投与して対策を打つ必要があるんだ。
痛みを我慢し続けないで早く歯医者さんに見てもらった方がよさそうですね。
本当のところ、抜歯したほうがよいの?
親知らずは若いうちに抜いたほうがよいといいます。
それは年齢と共にリスクが高まるからです。
でも、実際のところ抜かないですんでる人もいますよね?
そうだね。
症状がみられない場合は無理に抜歯をしなくてもよいんだ。
ただし、年齢と共にリスクが高まるのはさけられない。
30歳以降だと骨や歯が固いため、抜歯に時間がかかり、痛みや腫れがひどくなってしまうこともあるんだ。
想像するだけで身震いします…。
他にも、女性であれば出産時の抜歯は、抗生物質が投薬できないこともあり、好ましくない。
若いうちになるべく早く抜いたほうがいいというのには、さまざま理由があったのですね。
まとめ
親知らずを抜いたほうがよいのか自分自身で判断できない場合がしばしばあります。
歯医者さんではレントゲン写真を撮影し、歯茎の様子や親知らずの生え方を確認して判断してもらえます。
他にも、抜歯の際の痛みや、抜歯後の通院頻度などを聞いておくと安心です。
少しでも気になったら歯医者さんに相談してみるとよいでしょう。